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プロフィール
金森重樹プロフィール
1970年生まれ
25歳年収240万円のフリーターのときに負った5400万円の借金が5年間で利息と遅延損害金で1億2700万円まで膨れ上がる。
また、その借金は免責不許可事由に該当するため自己破産もできない状況に追い詰められる。
会社に就職してサラリーマンになるとともにマーケティング技術を極め、その後独立し10年かかって借金の完済に至る。
この借金の塗炭の苦しみから得た気づきを基に、借金で苦しむ人間同士が困難を切り抜けた人を交え、お互いに助け合える相互扶助のコミュニティを作る。
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僕の中の多様性


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お話しできるような話もあれば、とても文章にできないような結末を迎える話もあるんですが、巨額の借金を負っている人たちという性質上、今はもうこの世にいなかったり、世間から消えてひっそりとしている人が多くいます。 その中でも、比較的差し障りのない方について何人か挙げてみます。 M氏(自称ベンチャー企業経営者)は借金をものともせずにあちこちから虚偽の事業報告書でお金をつまんで、愛人と一緒に代官山や西麻布界隈で豪遊したあげく、自分で幕を引くために韓国で投身自殺をして水の底に沈みました。 元リクルート出身というだけあって、M氏のプレゼンの実力はピカイチで、話を聞いているとM氏の事業は確実に成功して簡単に上場できそうなので多くの人が寄ってきて、投資をしますが、内実はいつも火の車。 あっちからお金を引いては資金繰りをつけて、余った金で豪遊。 お金が足りなくなるとまた同じことの繰り返し。 巨額の借金を負っていた僕がこんなことを言うのもおこがましいですが、僕は元来慎重な性格なので、とてもじゃないけど、他人から借りたお金で愛人と豪遊していて夜ぐっすりと寝るなんてことはできません。M氏がハナから返す気がなかったのかどうかは神のみぞ知るですが。 またOさん(デリヘル系チラシ印刷屋)は奥さんのお母さんと二世帯住宅で住んでいたんですが、最終的に金に詰まって各方面から追い込みを掛けられて、町田にある二世帯住宅で首を吊って死にました。 このOさんは僕が憎めなかった人の一人です。元ホテルマンのOさんは非常に誠実で、元ホテルマンらしく外見はパリッとしていて隙がありません。 話しぶりもマイルドで、実際、正業をやらせれば、うまくいったでしょう。仮に生きていたら今なら僕のホテルで使ったかもしれません。ですが、ある儲け話に乗って詐欺にあってからというもの、その儲け話に知人を引き入れていたことから作った借金に追われて、ホテルマンを辞める羽目になり、誠実に借金を返そうとする一念からデリヘル系のチラシの印刷屋を始め、深みに嵌っていきます。 なんせ根がまじめで誠実に返済するという気持ちが強すぎるために、儲かりそうな話があると、「それで借金が解決できるのではないか?」と他人からお金を借りては投資してしまい、最終的には図らずも自分が詐欺の片棒を担いでしまうという、動けば動くほど首が締まる典型的なパターンの人でした。 Oさんは、僕が借金から立ち直ったあとは何故か僕のことを師匠のように慕ってくれて、最後は自分の印刷屋に僕の名前をつけて商売をしていました(今でも、Oさんが自殺した日付のままでOさんのメルマガの更新は止まっています)。僕から借りた何百万円かはそのまま残してあの世に旅立って行ったんですけどね。性格的に憎めない人でした。 Oさん。あのお金、香典代わりにしてください。Oさんとビジネスできた何年間かは楽しかったです。Oさんの、いつも笑顔を絶やさない姿に学ばせていただきました。 ありがとうございました。 T氏は、中学校を出てすぐに自衛隊に入ったという人で、ある時パチンコ屋の知り合いが古い台を捨てているのを見てそれを練習用の台として販売できないかと考えてパチンコの必勝系の雑誌と交渉して、そこで格安で広告を出させてもらったのをきっかけにして、パチンコ台の通信販売を始めたという話をしてくれました。 当時はあまりそのビジネスに競合相手がいなかったのと、一台買った人は新しい台が出るたびに何度も買ってくれることから、名簿がどんどん膨れ上がっていって、あっという間に億のお金を稼げるようになったので、そこから20歳の時に自分でホールを2店舗まで拡大したという話でした。最終的には、T氏は新台の入れ替えなどに筋のよくない金融から資金を引っ張っていたのが原因で2店舗を潰してしまったとのことでした。 T氏は「僕は中学校しか出てないから、資金のことなんかあまりわかってなかったんだよ。金森くんは簿記の勉強を早めにやっておいたほうがいいよ」と言ってくれました。 まだ彼は30歳台前半、もうひと山当てる気でいつもネタを探していました。 T氏は普段はパチンコ店のコンサルや、手伝いをして日銭を稼ぎながら通販できるネタを探します。そして、そのネタを見つけたら雑誌に広告を打って反応を見ます。幸運の財布とか海藻減肥石鹸とか、いろいろなネタを発掘しては当たったり当たらなかったりというやり方をやっていました。 このような人たちから何らかの結論が得られたとお話しできれば、すっきりするのでしょうが、僕は結論を急ぐことはしませんでした。 何故なら、このような人たちの成功法則はたいていは自分が経験してきた1パターンのみでしたし、それで2度目の成功が得られない人が大部分だったからです。 僕に与えられたチャンスは1度だけ。何度もやり直せる機会はありません。だったら、絶対的な自信が持てるまでは結論を出さないでおこうと、僕は考えていました。 では、僕がしていたことは何か? それは、僕の中に多様性を取り込んで、僕が実際の経験では得られなかった、「もし僕がこんな人生を送っていたとしたら」という可能性としての僕を追体験することで、あらゆる事態に備えることでした。 つまり、M氏としての僕、Oさんとしての僕、T氏としての僕、そしてその他大勢の巨額の借金を抱えた人の人生を僕の中に取り込むことで、僕は複数の生涯を疑似体験して、そのような集合体としての僕がいつかくるチャンスに掛けるための準備を整えているのでした。 特定の経験によって制約されたものではなく、特定の環境に依存したものではなく、普遍的な法則とは何か? その答えは、僕にはまだ見つかっていませんでした。


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